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司法試験・予備試験の個別指導塾とは?特徴やメリット、予備校との比較を解説

近年司法試験・予備試験の受験対策で個別指導塾が高い成果を上げています。従来の予備校や通信講座に比べ、指導方法やカリキュラム、費用などにどのような違いがあるのか気になる方もいるでしょう。

今回は、司法試験・予備試験の個別指導塾について、特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。今の勉強方法に悩みがある方や、初めて司法試験を目指す方はぜひ参考にして、自分にあった個別指導塾を選びましょう。

司法試験・予備試験の個別指導とは?

司法試験・予備試験の個別指導とは、受験生一人ひとりに応じたカリキュラムをマンツーマンで行う指導スタイルです。学習計画の作成から授業、答案の添削や解説など、きめ細やかな指導を受けられます。

司法試験・予備試験は内容が多岐に渡り、簡単に合格できる試験ではありません。そのため、苦手な部分について効率良く勉強を進めたい人や、想定よりも勉強が進まない場合のリカバリー目的で個別指導が選択されるケースが多くあります。

個別指導の実施方法

個別指導は、初回の面談で学習の内容や計画を決定した後、指導に入ることが一般的です。学習スタイルは塾や講師の方針により異なりますが、答案の添削や解説などを中心に行うことが多いです。司法試験・予備試験で重要な位置を占める論文対策を中心に指導し、演習や添削を通して試験合格への力を付けていきます。

個別指導では、単に過去問や論文対策ができるだけではありません。講師と直接やり取りをすることで、司法試験対策において必要な考え方や試験の受け方のコツ、科目の選択方法など、より実践的な内容を学べることが魅力です。

中には答案添削のサービスのみを行う個別指導塾があるのに対し、L’essor(レ・ソール)では単なる答案添削だけでなく、週1回もしくは隔週1回の頻度でマンツーマンでのWEB個別面談も合わせて実施しているため、受講者の理解度や学習の進捗状況に合わせた学習方法をご提案しています。

指導講師は選択可能

実績のある個別指導塾では、指導講師は現役の弁護士もしくは司法試験最終合格者が一般的です。個別指導では講師との相性が重要と言われますが、多くの個別指導塾では初回無料の面談を利用して講師との相性を判断できるようになっています。

L’essor(レ・ソール)でも初回面談(30分無料)を実施しております。

また、初回で指導の方法や進め方を調整したうえで指導に入るため、個別指導なのに希望する指導を受けられないといったことは原則ありません。これから法律を学ぶ初学者からさらなる実力アップを目指す人まで幅広く対応しています。

司法試験・予備試験の個別指導のメリット

司法試験・予備試験の個別指導のメリット

司法試験・予備試験対策で最短合格を目指すなら、きめ細やかな指導を受けられる個別指導は費用対効果が優れています。個別指導のメリットについて詳しく見ていきましょう。

自分に合った指導を受けられる

個別指導の指導内容は、受講者と講師との面談で決定されるのが大半です。自分の理解度や学習ペース、学びたい範囲に応じた指導を受けられるので、無駄なく効率的に学習できます。使用する教材についても希望のものを選べることが多く、新たな教材費の負担も少ないでしょう。

論文対策ができる

司法試験・予備試験の中で難関とされるのが論文式試験です。論文式試験はただ知識を身に付けるだけで対応することは難しいとされ、論文式試験で挫折する人も少なくありません。

論文式試験では、問題に対して限られた時間の中で、いわゆる論文の書き方を実践してアウトプットする必要があります。初学者の場合、このテクニックを身に付けるのは簡単ではありません。いくら過去問を利用して執筆の練習を重ねても、ポイントを押さえられていなければ評価されないため、いつまでも合格できません。そのため、書き方をマスターしている合格者及び個別指導者から直接ノウハウを学ぶことが合格への早道となるでしょう。

予備校や通信講座でも論文対策を行っていますが、模擬試験の添削のみや解説講義の組み合わせとなり、個別に詳細な指導を受けられるとは限りません。

そのため、理解が間違っているところやわからないところを確実に自力でマスターするのは難しく、結果「なんとなく理解した」程度で学習を進めてしまう可能性もあります。

一方個別指導では、答案を使用して直接指導を受けられます。理解できなかったところはその場で深堀できるため、確実な理解へとつなげられるでしょう。

自分の実力を把握できる

独学で勉強していると、現時点での実力や合格までにどの程度の力を付ければ良いのかは見えにくくなりがちです。特に2年目・3年目となっていくと焦りや閉塞感を覚えることもあるでしょう。

個別指導は多数の指導実績を持つ講師が教えています。演習を通じて「誰でも押さえている要点」「他の人に差をつけられるポイント」などがわかり、現時点での実力を図りやすくなります。

また、指導を通じて自分の得意分野や苦手分野、論文の書き方の癖などを知ることができます。学習を効率的に進められるだけでなく、論文試験時の時間配分や戦略も立てられるでしょう。受験テクニックについても、具体的なアドバイスも受けられることが個別指導の魅力です。

モチベーションを維持しやすい

初学者が司法試験・予備試験に合格するまでには数年かかることも少なくありません。独学はもとより、集団指導を受けていてもだんだんとやる気が薄れてくることも想定されます。個別指導であれば、悩みがあるときは講師に相談して解決を目指すことができるため、挫折せず学習を続けられます。

講師との距離が近いため、講師と二人三脚で頑張っているという気持ちになれることも、長い勉強期間において精神的な支えとなるでしょう。講師も受講者と同じ試験を乗り越えてきた経験があるため、的確なアドバイスを受けられるはずです。

計画的に学習できる

個別指導は定期的に指導日を迎えるため、計画的に学習を進められます。

通信講座や独学では自由な時間に学べる反面、忙しいときには後回しにしてしまうこともあるでしょう。しかし、個別指導では講師から直接指導を受けるため、それまでに課題をこなしておかなければなりません。スケジュール管理が苦手な人ほど、計画的に学習できるという個別指導のメリットは大きいでしょう。

情報収集に役立つ

法律の学習経験がない社会人が司法試験を目指す場合、独学で学習はできたとしても、試験合格後の進路についての情報を得ることは難しいものです。個別指導では講師と関わることで進路に関する情報収集もできるため、合格後の就職活動なども具体的にイメージできるようになるでしょう。特に、先輩としてのアドバイスを直に受けられるのは、個別指導ならではのメリットです。

ロースクールの補習としても活用できる

個別指導はオーダーメイドのため、苦手分野に特化して指導を受けることもできます。そのため、すでに法科大学院に通学中の方が、司法試験対策として活用している例も少なくありません。法科大学院に通いながら予備校に通うのは費用負担が大きいという方にとっても、個別指導は有効な選択肢です。

司法試験・予備試験の個別指導のデメリット

司法試験・予備試験の個別指導のデメリット

司法試験・予備試験の個別指導はメリットが多いものの、デメリットもあります。デメリットも把握したうえで、自分に合った学習方法を選ぶことが大切です。

カリキュラムの組み方で結果が左右される

集団指導の場合、カリキュラムは一般的に規定のものになります。しかし、これまでの指導実績に基づいた内容となっているため、まんべんなく実力をつけていくことができます。個別指導では、カリキュラムの自由度が高く苦手な部分のみを学習することもできますが、自身で本当に必要な部分を選択できているとは限りません。自身の実力を把握できていない場合、学習にムラがでるリスクもあるでしょう。

個別指導を利用する際には、カウンセリングを利用して現状に応じたプランニングを提案してもらうことが重要になります。

講師との相性がある

個別指導は講師とマンツーマンのため、講師との相性はどうしても生じます。

例えば、講師を信頼できなかったり、コミュニケーションが取りづらかったりすれば、いくら指導内容が良かったとしても勉強のモチベーションを維持できません。逆に、講師のやり方では物足りなさを感じるなら、指導のペースや内容が合っていない可能性もあるでしょう。

講師を選択する際には、なるべく事前に相性を良く見極めることが重要です。講師のプロフィールや無料面談などを活用して判断する必要があります。

また、注意したいのはマッチングサービスを利用した個別指導です。大手のマッチングサービスでは、講師を司法試験合格者に限定していますが、中には単なる予備試験合格者や法科大学院生など、経歴や指導実績の浅い講師が登録していることもあるようです。

マッチングを利用する際には、司法試験合格者の講師であること、一定の指導実績を有することなどを確認しましょう。

L’essor(レ・ソール)は、ワンマン講師による個別指導で、講師は司法試験合格者かつ現役の弁護士であり、今までに豊富な合格支援実績があるため、マッチングサービスよりも質の高い指導を提供することができます。

1回当たりの費用が比較的高額

個別指導は予備校や通信講座に比べて指導時間は少なく、1回あたりの費用で考えると費用は高額です。指導時間数だけに着目すると、十分な指導を受けられるのか不安に感じる方もいるでしょう。

しかし、個別指導は指導効果が高く、効率的に学べることが特徴です。結果的に短期間で予備試験から司法試験合格を目指せるため、合格までに要した費用として見てみると、想定よりも大きな差とならないケースも多くあります。

司法試験・予備試験の予備校との比較

司法試験・予備試験の予備校との比較

司法試験・予備試験の対策にあたり、予備校と個別指導のどちらが良いか迷っている方もいるでしょう。一般的な予備校と個別指導の違いを紹介します。

予備校は集団指導が中心

予備校の場合、受講生に合ったカリキュラムのコースを選択し、複数人で講義やゼミを受ける集団指導が中心です。これから予備試験を目指す人が基礎から知識を身に付けたい場合には比較的向いていると言えますが、受け身の授業になりがちです。

中には講義と別にオプションで個別指導を追加できる予備校もあります。しかし、個人指導の予備校よりも使用する教材や指導内容はコースと関連したものに限られてしまうこともあるため確認が必要です。

予備校は費用総額が高額

予備校の多くは講義時間数が長くサポートが手厚い反面、年間費用は100万円を超えることもあります。直接教室で講義を受けられる通学のオプションを付ける場合には、さらに倍額程度になる場合もあります。初学者で網羅が必要な場合には予備校は有利ですが、費用負担はかなり大きくなることを認識しておきましょう。

個別指導は、通学制のように毎日指導を受けるわけではなく、週1回や隔週1回など期間をおいての指導となるため、受講回数によって年間費用が変わります。隔週1回の指導ペースであれば年間30万前後から受講することも可能で、決して手が届かない額ではないでしょう。

関連記事:【2023年最新】司法試験・予備試験の予備校の費用相場を解説!

個別指導は柔軟性の高さが魅力

個別指導は予備校と異なり、規定のコースはありません。例えば、論文の演習に特化して指導を受けることも可能です。また、学習中に苦手な部分が発覚した場合には、その部分に集中して指導を受けることもできるなど、予備校にはない高い柔軟性があります。

個別指導では受験生同士の刺激が少ないことがデメリット

個別指導では講師とのマンツーマンのため、予備校のように他の受験生との接点がほとんどありません。他の受験生のレベルや回答について知る機会は限られます。

特に、質疑応答において異なるバックグラウンドの生徒が行う回答から得られる学びは多くありますが、個別指導ではそのような機会を得ることができない点には注意が必要です。

また、他の受験生との交流機会もないため、切磋琢磨し合ってモチベーションを高め合う機会がありません。他人のペースに流されずに学べる反面、競争意識も生まれなくなってしまい刺激を受けることがありません。また、情報収集などが必要であれば、自身で別途コミュニティに参加するなどの対処も必要になるでしょう。

司法試験・予備試験の個別指導に関するよくある質問

司法試験・予備試験の個別指導に関するよくある質問

司法試験・予備試験に向けて個別指導を検討している人が疑問に思いやすいポイントについて、FAQ形式で紹介します。

添削だけでも依頼できる?

司法試験・予備試験の個別指導では、答案の添削のみでも依頼できる場合がほとんどです。個別指導はオーダーメイドのため、規定の内容はありません。ただし、中には講義を前提とした個別指導を行なっている講師もいるため、初回問い合わせ時に確認する必要があるでしょう。

しかし、添削のみでは一方向のコミュニケーションとなり、細かな認識の差が生じる可能性もあります。直接講師と接する解説講義も受けられる体制があると安心です。

どんな講師に依頼すれば良い?

司法試験・予備試験の個別指導は、司法試験合格者で指導実績が豊富な講師への依頼がおすすめです。試験合格者であっても教える技術があるとは限らないため、指導実績は重要です。指導実績について知りたい場合には、契約前のカウンセリングなどを通じて確認すると良いでしょう。

また、特化して学びたい分野がある場合には、その分野に精通した講師がおすすめです。

まとめ

司法試験・予備試験の個別指導塾は、一人ひとりに合ったきめ細やかな指導が受けられ、短期で試験合格を目指せます。特に、試験の重要な部分を占める論文対策に強みがあります。自身で身に付けることが難しい論文の書き方を学べることをはじめ、メリットは豊富にあります。自分に合った個別指導塾を見つけることが重要になりますので、ぜひとも本記事を参考に探してみてください。

L’essor(レ・ソール)は、司法試験・予備試験に特化した個別指導塾です。指導実績が豊富な弁護士が、ワンマンで初学者から複数回受験者までその人に合った最適な学習方法を提案しています。指導は週1回もしくは隔週1回で、答案添削やオンライン個別面談による指導を実施するほか、オリジナルの問題集も提供し、最短での試験合格を目指します。

L’essor(レ・ソール)では、初回の面談は無料で承っております。「勉強の進め方がわからなくなった」「効率良く勉強したい」という方は、お気軽にお問い合わせください。

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